障害者理解
なんだか少し難しい題名になってしまいましたが、私は、健常者の立場にはなれません。でも、障害者と初めて接するときには、健常者の方々は大なり小なり「不安」があることを最近知りました。今年の、4月頃だったと思います。ちょっと自分の興味のあることで調べたいことがあったのでホームページを見ていました。その中である方のページを見ておりました。画像と文正がバランスよく、自分の考えやものの見方など「大変しっかりした方だ」と言う印象を持ちました。あるとき、その方が、ゴスペルを歌っていることを知りました。自分と知り合いと一緒に行く予定でしたが、前日にキャンセルされて一人で行くことになりました。コンサートの前日に、「見に行きたい」と言う主旨のことを書いたように思います。多分障害者と接するのは初めてだったと思います。
コンサートは盛り上がり、翌日に簡単なお礼のメールをしました。障害者がどんな風に会場の雰囲気やステージの様子を見ていたかが一番知りたいところだろうと思いましたので、短い言葉の中に自分の感じたままを書かせていただきました。その10日くらい後にホームページを見ていました。自分の事が書かれていて、 「視覚障害者に、楽しんでもらえるかどうか不安でした。でも、観客と一緒に手拍子していたのを見てその不安は吹き飛びました。」 とコメントしてくださいました。とても勉強になる言葉でした。私たち障害者は、健常者と接するときは不安はそんなに感じません。今までは、健常者は障害者に対して不安はないと思ってました。でも、障害者の世界はある意味未知の世界です。身内に障害者がいる人は別ですが、障害者への不安は全部の健常者が誰でも感じるものです。
これを機に、自分のするべきことがぼんやり見えてきたような気がしました。障害者がどんな風に日常生活を送っているか、周りの状況を視覚以外でどうやって感じているかなど、健常者の皆様に伝えて行くことが大事だと強く思いました。
ホームページで、それを書くことは非常に難しく健常者にとってはイメージの世界です。でも、障害者のものの見方などを少しでも知っていただくことは不安を少なくするのかもしれないと感じています。
この出来事が無ければ、ホームページは出来ていなかったと思います。
理解することや、してもらうことは簡単では有りませんが、全部を理解して頂けなくても良いと感じています。
私は、福祉の講座で 「白い杖をついている人がいたら声をかけてほしい」 と話してきました。でも、接し方が分からなければ、それはなかなか難しいことだと感じました。
ご感想ご意見は
リンクは、ご自由にどうぞ。でも、ご連絡くだされば嬉しいです。
2003/9/02 玉橋友晴
この下は、広告です。ホームページの内容とは無関係です